祖父から「自分が死ぬまで絶対に使うなよ」と言われていたが、祖父の死後も孫はその言葉を忠実に守った。

問題がある贈与です。
贈与すれば、あげたお金の所有者は子供や孫です。所有者が自由にそのお金を使ったり、そこから収益を生み出すことができない場合は、使用収益権が確保(そのお金を自由に支配管理している)されているとは認められません。ここでは祖父の支配権が及んでいます。贈与とは、もらった人が金銭を自由に使い、利息を受け取ります。要するに、贈与が成立していない状態と考えられます。

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2022年07月17日