休眠預金でNPOの支援に!

内閣府は昨年から、休眠預金等(10年間入出金のない預貯金)で、NPOなど民間公益活動を助成しています。
対象は、2009年1月1日以降の取引から10年以上その後の取引のない預金等です。
なぜ予算をつけずに、休眠預金なのか、個人的には納得できないところもありますが…。

今般、コロナ対策として、NPO等の民間団体(実行団体)が行う事業の助成目的に、休眠預金を活用した「新型コロナウイルス対応緊急支援助成」が行われます。
現在、資金分配団体(助成事業実施団体)の公募が締め切られ、現在、審査期間に入っています。
公募の実務は、休眠預金等の資金管理を行う(一社)日本民間公益活動連携機構(JANPIA)が実施しています。
コロナ対策の新規支援に40億円、昨年度採択団体への増額分として10億円、合計50億円の支援額となっています。

自分も地銀2行ほど休眠預金を持っています。
皆さんの休眠預金は、このように使われているのです。
・休眠預金等活用法(民間公益活動を促進するための休眠預金等に係る資金の活用に関する法律)

ところで休眠預金は、自分が知っている限り、解約手続しかできません。
古すぎて印影さえ不明なこともあるでしょうし、転居時の住所変更もしていないでしょう。
従って、解約するには…、
・印鑑変更の手続き
・住所変更の手続き
・解約手続
これらを全て行うことになります。

 

2020年06月29日